【よかん日和発 vol.1】奥歯のウラに届く穴あきハブラシ



よかん日和発」にたくさんのご依頼をいただき、ありがとうございます。

ご依頼いただいた中から、ぜひ「よかん日和」でご紹介したいと思い、わたしが実際に試してみたのは、
坂部ブラシさんの奥歯のウラに届く穴あきハブラシ
です。



虫歯、歯痛、歯医者さん。
ここ数年間、切っても切れないありがたくないご縁である。

なぜか昔から、雑ではあるが歯磨きはしているのに、虫歯が多かった。
学校の歯科検査では「c3c4」が連呼され、速攻で病院行き。
何度も削られては詰め物を入れ、たまにチューイングソフトキャンディを食べて詰め物がとれ、時たま神経を抜かれ、その繰り返し。
よく言われる「3歳までに親から大量の虫歯菌をもらってしまった」のだといじけていた。

その虫歯との縁は、大人になってからも続いた。
いや、むしろ年々ひどくなっていった。

子供のときのように、定期的な歯科検査はないので、痛くなるまでほうっておく。
なんなら痛くなっていても痛み止めを飲み、ごまかす。
そしていよいよ我慢できなくなってから行くもんだから、神経を抜く羽目になる。

情けないのだが、これが20代の私の虫歯ルーティーン。

そして20代後半、お仕事でネパール・ヒマラヤの山を登ることになり、約2ヶ月山にこもることになった。

虫歯のことなどすっかり忘れていたのだが、山というのは登るごとに気圧が上がり、お菓子の袋などもパンパンに膨れ上がる。
その現象が私の歯の中でも起こり、ほうっておいた虫歯の膿がパンパンになり、行き場をなくし、高度が上がるたびに私に痛みで知らせてくる。
最初は我慢できていたが、もうどうにもこうにもならない痛み。
しかしそこはヒマラヤ山脈。歯医者さんなどない。
このままだと、高山病でなく、歯痛でリタイアというとんでもない結末になってしまう。

そこで出された結論が、一度へりヘリコプターで街までおりて、歯医者さんに行って、また戻ってくるということだった。
心の底から申し訳なかった。
しかし、背に腹は変えられない。街に戻り、現地の歯科医に治療してもらった。
結果、神経ではなく、前歯をがっつり抜かれた。
それしか方法はないとネパールの歯科医に言われ、そのときは嘘だろうと思ったが、無事に8000メートルに登頂でき、その方には感謝している。
と同時にここまでほうっておいた自分が恥ずかしく、これ以来は定期的に歯医者さんで診てもらっている。

なもので、歯磨きやハブラシには興味が高く、今回使わせてもらった
「奥歯のウラに届く穴あきハブラシ」
は、とてもおもしろく、磨きやすかった。



普段意識しないと、なかなか奥歯のウラをしっかり磨こうとは思えないのだが、このハブラシだと、無意識でも磨ける。
おそらくカーブになっている角度と、なにより頭のプラスチックの部分が薄く、無理なく奥歯に入っていく。
 

そして、他のハブラシではみたことがない、頭の部分に穴が空いている。



これによって、磨いたあと、ブンブンとハブラシを振ると、しっかり水切りができるのだ。
これは家で使う時ときの衛生面もだが、持ち運びに適している。
わたしは出先で歯を磨くことが多く、磨いたあとケースに入れるので、すぐに臭くなるのがいやだったのだが、この穴のおかげでそれがない。



口の中に入れるものだから、それ自体も清潔でないと意味がない。

現在使用して約1ヶ月。
今のところ、へたりも気にならない。
しばらくはこの相棒とともに、もう二度と歯を抜かないように、毎日の歯磨きを怠らないようにしたい。

(有)坂部ブラシ 奥歯のウラに届く穴あきハブラシ
https://sakabe-brush.co.jp/products/
 
from 坂部ブラシ様

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