以前、ここで書いた息子と水族館に行ったお話。
結果、魚よりわたしのチャックに興味津々で水族館をそのときは満喫できなかった。
しかし、最近は散歩していると、同じく散歩しているわんこに異常に興奮したりと動物に興味を持つようになってきた。
今なら水族館も楽しめるのではと思い、息子と2人で行ってみることに。
行き先は、わたしがやっているラジオのリスナーさんからおすすめしてもらった、川崎水族館・通称カワスイ。
川崎駅横のビルにある水族館で、イルカショーなどはないが、小さい子連れには回りやすいとの前評判だった。
実際行ってみると、もう最高すぎた。
何がいいってその展示の仕方。
足元まである水槽が多く、息子のような1歳児でも間近で魚を見ることができるのだ。
そして世界中の魚がエリアごとに分けられている。
特に南米とアフリカの生き物が多い印象だった。
ブラジルでも、アマゾンにパンタナール、まさかのレンソイスというラインナップ。
こういうとき、自分でも良くないなと思うのが、
「ここ行った」
「これ見たことある」
と心の中でマウントをとってしまうのだ。
そして懐かしむ。
そんな母を尻目に息子は早々にベビーカーとさよならして、自由に水槽を楽しんでいた。
とくにお気に召したのは、アマゾンエリアのピラルクという世界最大の淡水魚。
さすがである。
ピラルクが泳ぐのを自分も行ったり来たりと追いかけて、楽しんでいた。
その日のコンディションや空いている午前に行ったというのもあると思うが、だんだんと息子の好奇心の半径が広がっているのが嬉しかった。
一年前は手を見て一日過ごしていたのが、今は数十メートル先にまで広がっている。
いつかは地球の裏側くらいまで広がっていって、実際にアマゾンでピラルクを釣り上げているかも知れない。
それでも母は
「わたしも釣ったことあるし」
とマウントをとっているかもしれない。