歯科検診

先日、息子の一歳半歯科検診というものに行ってきた。

生後半年くらいから歯が生え始め、今じゃ奥歯もしっかりとある。

最初はドロドロのおかゆを食べていた息子だが、今じゃ草加せんべいもばりばり食べられるようになった。

そんな息子の歯。
一般的には、歯が生え始めたら歯磨きをした方がよいとされている。
というか、本人はまだできないので親が磨くのだが、その親ことわたしがまあまあサボってしまっていた。

夜ご飯のあと
「歯磨きだよ」
と言うと、ミカン味の歯磨き粉につられて、とことこやってくる。
まず自分でやらせてみるのだが、歯磨き粉をなめているだけで、ほぼ磨けていない。
そのあとわたしが仕上げをするのだが、かたくブラシを噛み、全然磨かせてくれない。
そして、諦める母。

というのが我が家のルーティーン。

そして、来たる歯科検診。
皆ハブラシ持参で、日頃の歯磨きができているかをチェックされ、正しい仕上げ磨きを教えてもらう。

番号が呼ばれ、我々の番が来た。
息子もなんだか緊張している。

保健師さん
「毎日歯磨きと仕上げ磨きはしてますか?」
わたし
「はい、毎日してます」

うそつけーーーーーーーーと心の中で叫びながら、もうどうにも止まらない。
本当にこういうときの自分がいやになる。
嘘をついたところで、1分後にはばれるのに、なぜだ、わたし・・・。

「では、チェックしてみましょう」
と息子の口を開けると、速攻でばれた。
汚れが落ちていないらしい。

磨き方と使っている歯ブラシがよくないかも、と逆に保健師さんがフォローをしてくださっている。

保健師さんにも息子にも申し訳ない気持ちで、本来の磨き方を教わった。
それは、がっつり息子の頭を股に挟み、歯茎を指で押さえて磨くという、もはや一体今までの歯磨きもどきは何だったんだろうと思うくらいのものだった。

これからは、毎日本当の仕上げ磨きをすると誓い、しょうもない嘘をつき誤魔化してしまう自分を反省した。



ちなみに、最近、息子を叱ると一瞬は反省感をだすのだが、そのあと外を指さし
「あっ!あっ!」
とあたかもUFOだみたいな空気をだし、叱られるのを避けようとする。
その1歳とは思えない巧妙な手口に、だまされそうになったくらいだ。
確実に、わたしの性質を受け継いでいる。
 

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