言葉のちから

最近、グッときた言葉がある

2017年の西武・そごうの広告で樹木希林さんが放った

「年齢を脱ぐ。冒険を着る。」

くううううううう
格好よすぎる。


数年前の言葉ではあるが、今のわたしにど直球に響き渡った。

最近古着にはまり、年齢や肩書きに縛られず、自分が着たいものを着ようではないかというマインドのわたし。



その気持ちを、こんなに格好よく体現している作品に、度肝を抜かれた。

広告の言葉って、大前提として消費を促すための言葉でもある。


だから、受け取る側も慎重になる部分はあるかもしれない。

けれど、これほどまでに短い言葉で芯を食いまくり、頭ではなく心に届く言葉に出会うと、広告という前提を忘れ、アート作品に触れたかのような感覚になる。


また、ビジュアルも素晴らしく、アバンギャルドな洋服を纏う樹木希林さんがこの言葉を発するのはしびれる。

表現者って、このことだと思った。

普段何を着て、何を食べ、誰と過ごし、どんな本を読み、何を想い、そんな一つ一つの積み重ねでその人の生き方が形成されて行き、それがその人の表現になっていくのだろうな、とこの広告を見て思った。


わたしは、いいものを見たときは、すぐさま誰かに言いたくなる。

ぜひ、皆さんにもフルバージョンで見てほしい。

って、めっちゃ興奮気味に語っているが、おそらく、とてつもなく有名な広告。
知ってるわい!
という方はごめんなさい。
 

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