先日、夫と息子が公園で遊んで、帰宅したときのこと。
楽しく遊んでご機嫌なはずの息子が、ずっと泣いている。
夫に聞くと、公園で転んでかららしい。
頭やどこかを強く打った感じではなかったというが、なぜだがグズグズが治まらない。
大好きな車の動画を観たりして、落ち着いてはきたが、いつもより元気はない。
しばらく2人で様子を観察していると、あることに気がついた。
息子の右手が、ほぼ使われていない。
いつも指しゃぶりするのだけど、それもしないし、おもちゃをとるのも全て左手。
右手の肘を動かそうとすると、ワーッと泣く。
そして、これ以上ないくらい不機嫌。
これはおかしい、とネットで調べはじめた夫。
すると、子供・肘で、すぐさま「肘内障」というワードが出てきた。
要は、なにかの拍子に肘の関節が外れてしまうことらしく、小さい子によくあるものらしい。
確かにネット情報ではあるが、息子の様子に当てはまる。
解決策として、病院に行ってはめてもらう。
もしくは、親がはめる。
日曜だったため、病院がすぐに見つからない。
親がはめるといっても、素人の私らにできるのか。
と思っているそばで、夫がYouTubeで、肘内障のはめ方を視聴し始めた。
そんな動画まであるのかよ。
と思いながら、いくらなんでも素人には無理無理、と思っていたわたし。
とにかく、そういうとき躊躇がない夫は、動画を観ながら、息子の肘を持ち上げ、少しひねってはめた。
すると、その一瞬は泣いたのだが、次の瞬間いつものように右手で指しゃぶりをはじめ、別人かのごとく機嫌がいい。
あんなにぐったりしていたのに、もう飛んだりはねたりしている。
病院に行っていないので、確実なことは分かりかねるが、多分公園で転んだときに、肘が外れる肘内障になり、夫が動画を観ながら、外れた肘をはめた。
小一時間のことであったが、息子からしたら、かなりの苦痛だろうし、まだしゃべれない彼からしたら、本当に痛いもどかしい時間だっただろう。
そして、なんの躊躇もなく肘をはめた夫はすごい。
なんと心強い我が家の即席ドクター。
そして昨今のYouTube、おそるべし。