うれしかったこと

あけましてあめでとうございます。
あっという間に年が明けましたが、このコラムを書いている今は2023年末。

どうしても皆さまにお礼が言いたく、年をまたいでしまいましたが、書かせてください。

12月頭に、このコラムをまとめた『よかん日和』が発売され、その本のお渡し会というものをさせてもらいました。

一つ前の『棚からつぶ貝』のときは、コロナ渦真っ只中で、オンラインでのイベントになりましたが、今回は数年ぶりに、実際に買ってくださった方と会える。

もう何日も前から、ドキドキわくわくしておりました。
わたしは、普段、応援してくださっている方と会う機会があまりない。

ネタでライブをやらなければ
営業に行くわけでもなく
ましてや歌うわけでもなく
握手会をやるわけでもなく

なかなか、直接お会いできないのだ。

なもんで、本を出版してイベントができることは、ものすごくありがたい。

当日は、応募してくださった100名の方を前に、トークショーや質問コーナーをして、本を渡すという内容であった。

会場に入った瞬間、温かい空間が待っていた。
決して、暖房器具では感じられない、人の心が作り出す温かさがあった。

なんというか、今まで会ってこなかった遠い親戚のような身内感がある。

ここなら何も気にすることなく、かっこつけることもなく、自然な自分で何でも話せる気がした。
実際、気がつきゃ何でもしゃべっていた。

質問コーナーでは、皆さん積極的に質問してくださり、まあ、その質問の上手なこと。
あれだけの人の前で、手を挙げて話すのって、本当に緊張するし、勇気のいることだと思う。
けれど、皆さんびっくりするくらい、ちゃんと構成立ててお話と質問をしてくださるのだ。

たぶん、それは皆さんが、一生懸命考えてきてくださったのと、わたしにも優しいのだが、それと同じくらい他のファンの方にも優しいからだと思った。
だから、わたしがここなら何でも話せると感じたように、皆さんもそれを感じ、手を挙げられたのかもしれない。

旦那さんとの仲直りの方法や
体育の先生からは、生徒達への言葉のかけ方
そして、息子と何をして遊んでいるかや
家に侵入してくる蟻の対処法
など、さまざまな質問が飛び交った。

今回わたしが興味深かったのは、どんな方が応援してくださっているのだろうということ。
とてもわくわくしていた。

本をお渡しするときにお話すると、たくさんの方に
「小学生のころから見ています」

そして
「母と来ました」
嬉しいことに親子二代なのだ。

また
「子供が2ヶ月で」
「子供が半年で」
はたまた
「今お腹に三つ子がいて」
など、めっちゃ大変な時期に来てくださった方。

さっき新潟から来て、今から新潟に帰る方。

もう、ありがたいしかない。

わたしは、本当に優しい、温かい方に支えられています。

ちなみに100人中、約95人の方が女性でした。
メンズの方もどしどし応援してやってください。




 

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