少し前になるが、4年ぶり3回目の徹子の部屋に出演させてもらった。
毎回、ワクワクとドキドキで、収録前はいつも手汗が止まらない番組だ。
やはり、徹子さんという人生の大先輩で、唯一無二の存在を目の前にすると、そりゃあたふたしてしまう。
しかも、事前の打ち合わせはあれど、収録が始まったらそんなものは一切関係なく、好奇心旺盛な徹子さんのペースで展開される。
1回目の出演時は、腰を回すというギャグで大いに笑って頂いた。
2回目は、「綱渡りラップ」というものを披露し大いにすべり、地獄のような時間がスタジオやお茶の間に流れた。
今回は、子供にする「いないいないばぁ」を披露して、大いに笑ってもらった。
なんとなく徹子さんは、シンプルなものがお好きなのだということが分かった。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、無事に収録は終わった。
その場で少しお話させてもらったのだが、運動の話題になり、ジムに通っていることをお話しすると、徹子さんも今、エアロバイクに負荷をかけて、1日30分漕いでいらっしゃるとのこと。
そのストイックさに感心していると、徹子さんの口から驚くべき言葉が発せられた。
「そろそろわたしもやんなきゃなぁと思って」
すごい、凄すぎる。
もし自分が今の徹子さんの年齢になったとき、同じ言葉が言えるだろうか。
その言葉に、生きる姿勢が詰まっているように思えた。
カメラの前でもなく、かしこまった感じでもなく、名言っぽく言う感じでもなく、会話の合間にさらっと言われた。
そういう言葉にこそ本質があり、紛れもなく名言であると思う。
いやはや、またもやさすが徹子さん。
4回目の出演ができること、楽しみにしております。