突然のマミー

片言ではあるが、少しずつおしゃべりが出来るようになってきた息子。

大好きなバナナは「バ」
車は「ブーブー」
「グーパーチョキ」や「オッケー」など、日々、語彙は増えている。



そして、自分のことをどう呼んでくれるか問題。

なんとなく、パパとママがこっぱずかしく感じていたわたしと夫は、最初、「父ちゃん」「母ちゃん」で統一していた。

しかしなぜか、父ちゃんだけは言うのに、母ちゃんは一向に言ってくれない。
そのうち「じーじ」や「ばあば」、「ねーね」なども言うのに、母ちゃんだけは頑なに言わない。

言葉として言いにくいのかなとも思ったが、救急車は言っている。

なにか、精神的な感情で言いたくなさそうだ。
こちらとしてもやはり、自分のことを呼んでほしい。

試しに「ママ」に変えてみた。

10分後には「ママ」と連呼していた。

そうか。
おそらく、保育園などではみんなママと呼んでいて、お迎えの時なども「ママが来たよ」と、聞く機会が多かったのかもしれない。

はっきりとした理由は分からないが、父ちゃんとママということになった。

そして昨日のことである。

突然息子がわたしを指さし、「マミー」と言い始めた。

うむ????

なんどか「ママ?」と聞き直したが、はっきりと「マミーーーー」と言うではないか。
これに関しては一切教えてないどころか、わたしの人生でほぼ発したことのない言葉である。

そもそもわたしは、マミー顔ではない。
帰国子女でもなければ、英語もしゃべれない。
なのに、なぜマミー。

とにかく、今日も朝から「マミーマミー」と連呼され、ただただマミーとして苦笑いするしかない。

わたしはこれから、マミーとして生きていくのか。

しかも、夫は変わらず「父ちゃん」である。

父ちゃんとマミー。

だいぶ違和感はあるが、なんであれ呼んでくれるのは嬉しい。

これを機に、息子と英語で会話が出来るくらいに、勉強してみようかなという気にもなってきた。

どうなることやら。

また報告します。

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