少しずつ暖かくなり、息子も成長し、わたしの中でキャンプ欲が再熱している。
数年前に一度だけ、個人的にキャンプブームが訪れ、明日キャンプに行こうとなっても、困らないくらいの道具は揃えてある。
それがここ数年、出産やら子育てで、なかなかキャンプに行こうというモードにはならなかった。
断捨離好きではあるが、キャンプグッズだけはきちんととっておいてある。
YouTubeで色んな方がやっているキャンプ動画を見ながら
「行きたい、わたしも焚き火したい」
という気持ちが溢れ、気がつくとキャンプ場を予約していた。
しかし、2歳の息子とキャンプ未経験の夫を連れてということで、テントを張って一からのものは不安があり、今回は「キャビン」という小屋で、寝泊まりできるタイプにした。
これがもう最高で、しっかりと暖房も完備。
キャンプではないかもしれないが、わたしとしては外でご飯を食べ、焚き火をしたら、それはもうキャンプである。
夕方から火をおこし、ふうふうと息を吹き込む。
だんだんと火が大きくなり、焚き火の完成。
それを見ながら飲むブドウジュースは、格別だ。
息子は今回でスモアにはまった。
味もだが、おそらく、棒に刺して火に近づけ、炙るといった行為がたまんないらしい。
とてつもない武器を手にしたかのように、スモアとその棒を、寝る寸前まで離さなかった。
翌日、早く目覚めたわたしはコーヒーを入れ、それを飲みながら周辺をお散歩。
朝日を浴びながらの森林浴。
最高に気持ちが良い朝。
ふと、ある看板が目に付く。
そこには
「caution snake] 蛇に注意
思わずひっくり返りそうになった。
わたしは、生粋の蛇嫌い。
蛇がいると思うだけで、ここが地獄に思えてくる。
足早に小屋に戻り、しっかりと戸を閉めた。
時期的にはまだ早いが、もちろん土の下にはいる。
自然は大好きで、虫など平気だが、蛇だけは、、、そこだけなのだ。
そこがなければ、田舎暮らししているであろう。
日本に蛇のいない森があったらな。
蛇との共存が、わたしの人生で一番の課題であることに改めて気づいた。
奴がでてくる前に、またキャンプに行きたいと思う。