少し前になるが、久々に韓国ロケに行ってきた。
東京から2時間ほどで行ける。
パスポートはいるものの、こんなに気軽に行けるだけあって、金浦国際空港は日本からの旅行者で溢れていた。
みんなそれぞれに目的がある。
大好きな推しを感じに行く人
美容目的で行く人
買い物をしに行く人
わたしは、ロケを面白くすることはもちろんだが、やはり「おいしいご飯を食べる」という事が、ロケを越しそうなほどの優先順位になっていた。
このところ僻地が続いていたもので、食事に関してはほぼ諦めていた。
しかし、韓国ロケと聞くなり心が躍った。
韓国はおいしいものの宝庫。
到着するなり、早速ローカルなソルロンタン屋さんへ。
韓国の食べ物屋さんは専門店が多い。
ゆえに、こだわった一品がとんでもないスピードで出てくる。
牛骨を煮込んだスープに米を入れて食べるソルロンタンは、一食目からテンションが上がった。
わたしの大好きなカンジャンケジャン。
ワタリガニを、ニンニクやタマネギなどと一緒に醤油ベースのタレに漬け込み熟成させたもの。
このカニの甲羅に米を詰めて食べるのだ。もう格別である。
安定のサムギョプサル。
しかも今回は、はじめて黒豚のサムギョプサルを頂いた。
油が濃厚で、甘いのに胃がもたれない。いくらでも頂ける。
アワビの海鮮鍋。
はじめていったチェジュ島の名物。一生分のアワビを食べた。
驚いたのは、韓国の牛肉の焼き肉がまあおいしいこと。
日本と違いほぼ赤身で、岩塩と胡椒につけて食べる。
そして、日本では食べられないユッケのビビンバ。
とろとろの生肉とご飯とが合わさって、どんぶり一杯ペロリであった。
ロケで、こんなに毎日しっかりと食事ができたのははじめてかもしれない。
「おはようございます、今日の晩ご飯どうします?」
これが毎日続いた。
帰国して体重計に乗った時、ひっくり返りそうになった。
やはり、食べたものは裏切らない。
しっかり数字に表れていた。
しかし、全然良い。
あんなにおいしかったのだから。
後悔は無い。
いまだ落ちない体重に首をかしげながら、「ジム通い頑張ろう」と心に誓った。