ミミズ好き


現在、保育園に通っている息子。

その日一日あったことを、毎日先生が連絡帳に書いてくださって、保育園での息子の様子を知ることができる。

きっと、園児達がお昼寝をしている合間に書かれているのだと思うが、いつもとても丁寧で、本当に頭が下がる。

毎朝保育園に送りに行くと、いつも笑顔で対応してくださり、息子の機嫌が悪いときなども、14キロの子をさっと持ち上げてあやしてくれ、「ママ行ってらっしゃい」と声がけ。

もう、プロフェッショナルすぎる。

去年のクリスマス会で、息子がサンタさんに緊張してゲロったとき、思いっきり先生にかかってしまったのだが、そのときも笑顔で「良くあることですから」と対応してくださった。

わたしには先生が女神に見えた。

そんな女神が書いた連絡帳を見たある日。

【今日、公園でミミズを見つけた息子くんがいたく気に入り、みみちゃんと名前をつけて可愛がっていました。
帰りに「ミミズ好き?」と聞くと「すきー」「へびーすきー」と言っていました。】

と書いてあった。

母は目を疑った。

へびすき・・・・

わたしがこの世で一番苦手なもの、ヘビ。

今こうやって文字を打つのもいやな天敵である。
まさか、息子が好きだなんて。

ただ、息子はテントウムシが大の苦手で、見るたびに「こわいこわい」という。

いやどう考えてもヘビのほうが怖いだろ!!!
人の苦手なものは、中々克服できない。

今のところ息子はミミズしか見ておらず、それをヘビだと思っている。
わたしもミミズならギリいける。

どうか息子が実際にヘビを見たときに、「こわい」と言ってくれることを祈る。

どうかどうか、「ヘビ好きだから飼いたい」などと言わないことを祈る。

連絡帳を読んで、恐怖におののいたわたしであった。

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