最近、スーパーで当たり前のように、ベビーリーフを手に取る自分。
いつからだろうか。
自分の中で、ベビーリーフがおしゃれだからとか、そんなこと思わずに自然と買うようになったのは。
鳥取から上京したての時は、アボカドにさえビビっていた自分がいた気がする。
上京してはじめて食べたカプレーゼも、当初はかっこつけて食べていたが、今や当たり前に注文している。
その流れで、最近はベビーリーフにも何の引っかかりもなくなり、我が家のサラダの定番と化している。
アヒージョもまさにそれで、少し前まではシャレオツな意識高い人が食べるもの、という印象だったが、何の緊張感もなく出汁の染みたオリーブオイルをパンにつけ、口に運んでいる。
スパゲティではないパスタにも慣れ、たまにフィットチーネと口にする自分に驚く。
こんな自分を、中学時代のわたしが見たらどう思うのだろうか。
これが、東京にかぶれたということか。
いや、完全に、今あげたもの自身が、市民権を得たのだ。
そうやって、色んなものが淘汰され、残ったものは定番となる。
わたしが、カプレーゼやアヒージョや短いパスタを食べたときに感じた高揚感。
けれど息子には、そういったものはもはや定番で、ドキドキする食べ物ではないのかもしれない。
でも、そしたらまた、新たな食べ物が出てくるはず。
なんか、そういう気持ちっていいなと思う。
永遠の定番
新入りの定番
未来の定番
なんだか、とても楽しみである。