感心子育て


先日、ドラマやCMで大活躍の永尾柚乃ちゃんと一緒に、マダガスカルでロケをしてきた。

「イッテQ!」が大好きな柚乃ちゃんは、7歳。

今回は、初めてのアフリカ旅。

かなり不安もあるだろうなと思っていたが、柚乃ちゃんがとにかく前向きで、ことあるごとに、「NGなしです!!!」と笑顔で言う。

その言葉の通り、長時間の飛行機移動やガタガタ道、現地の食べ物、虫やヘビなども、へっちゃらなのである。

こんな7歳がいるのかと、毎秒驚かされていた。

今回、柚乃ちゃんはお母さんとともに来ていたのだが、一体どんな風に子育てしたら、柚乃ちゃんのような前向きな人間になるのだろうと、人知れずお母さんを観察していたわたし。

すると、お母さんの声がけが素晴らしすぎたのだ。

一見するとマイナスになりそうなことも、最後に必ず「楽しみだね」とつける。

一度、空港のレストランで、オーダーしたものが1時間経っても出て来ず、ボーディングの時間が近づいていた。

わたしなんかはすぐにイライラして、「ハリーアップ」と急かし、ようやくご飯が来たら来たで、食べながら、ご飯が出てくるのが遅かったことにフォーカスして、文句を言っていた。

けれど、柚乃ちゃんのお母さんは違った。

「遅かったけど、そのおかげでゆっくりお土産見る時間があったね」

くううううううー
素敵すぎる。

なかなか真似できることではないが、少しでも前向きな声かけを心がけようと思った。

見守り方も素晴らしく、なるべく柚乃ちゃんがやりたいことは、自分でやらせる。

これは、自分も子育てするようになって気づいたのだが、とても難しい。

どうしても、自分がやった方が早いし、待てないときも多々ある。

それを見守るというのは、かなりの忍耐が、自分自身に必要なのだ。

日々、色んなことを、柚乃ちゃんに選ばせていたとおっしゃる。

だから柚乃ちゃんは、夜ご飯の時なども選ぶことに躊躇がないし、自分で選んだものをはっきりと伝えられる。

そして、その選択に責任を持てるのだ。

きっと、今のお仕事もそうなのだろう。

そして思った。

お母さんにはぜひ、わたしの現場にも同行して、素敵な声がけをしてもらいたいものである。

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