スキムボード


この夏、初めての体験をしてきた。

半年前に、暮らしを発信するユーチューバー、奥平さんの古民家に遊びに行かせて頂いた。

その時、奥平さんがはまっているという、マリンスポーツのスキムボードを目にして、わたしは一瞬にして興味津々になった。

サーフィンは、海に入り、波を待ち波に乗る。

対してスキムボードは、砂浜から海に向かって走り、波にぶつかりに行くようなイメージで、ボードに乗る。

初めて見たときは、一体どういうことなのか、びっくりするスポーツである。

大好きな奧平さんご夫婦がやっている
泳げなくても出来るマリンスポーツ
憧れの横乗り系

わたしが「やりたい」と思うまで、大して時間はかからなかった。

ただ、寒がりなわたしは、できれば暖かくなってからやりたいということで、夏になり早速スキムボードをしに海に向かった。

当日は、奧平さんの丁寧なおもてなしで、スキムボードの体験教室もやられている先生も来てくださり、安全に楽しくできる環境であった。

しかし、駐車場から海へと向かう道中、だんだんと緊張してくるのがわかった。

一番は怪我なく安全に、という思いだが
「イモトさんなら絶対できますから」
「初めての方でも、2時間で少しはすべれるようになります」
という皆さんの励ましの言葉を、勝手にプレッシャーに感じ始めたのだ。

すごい、やっぱりイモトさんは違うな、と思われたい。

そんな、よこしまな気持ちが、自らを追い込んでいく。

海に着いた頃には、笑顔が消えていた。

バキバキの目で、陸上での基礎練習を終え、いよいよ海にボードを置いて乗る。

すると、砂浜とはわけが違い、かなりバランスが崩れる。

要は、すってんころりんしそうな感覚になる。

これが見た目以上に、めっちゃ怖かったのだ。

正直、どうしよう・・・・・
もう怖い・・・
やめたい・・・・
と思いながら、5~6回ほど乗ってみる。

すると、先生始め、みんなが信じられないほど、褒めてくれる。

正直、一人だったらもはや撤退しているが、皆さんの期待に応えたいという一心で、ボードを置いてはちょんと乗るを繰り返した。

すると、だんだんただ乗るから、乗った後少しすべるという感覚が出てきた。

そういうときは、スーーっと前に行く。

その感覚が何とも言えなくて、だんだんと癖になっていく。

そのたびに、自らのボードを叩いて盛り上げてくださる、チームスキムボーダー。

もう、やるしかない。

ロケでもないのに、気がつきゃ黙々と、スキムボードと向き合っていた。

結果、初めてのスキムボードは、楽しさと悔しさの入り交じる思い出となった。

そして、次はいつ行けるかなと、探っているわたしがいる。

これはもはや、知らず知らずのうちに・・・

この様子は、よかん日和の動画にも公開予定なので、ぜひご覧ください。


 

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