二度目の二人旅


先日、1年ぶりに、息子と二人旅をしてきた。

行き先は、1年前と同じ那須塩原。
ホテルも同じところにした。

というのも、やはり知っているところの方が、安心というのもある。

プラス、同じ場所に行けば、息子の成長具合も、より感じられるのではと思ったのである。

昨年は、東京駅からもうてんやわんやで汗だく抱っこ紐だったが、今年は足取りもしっかりしているため、手を繋ぐだけで駅の構内を移動できる。

なにか買ったとしてもちゃんと待てるし、電車のホームでも、しっかり話せばこれ以上は行ってはいけないことも理解できる。

もうすでに、断然楽ちんだった。

車内も、動画を見ながらじっとしていてくれて、一個一個の成長に感動していた。

実際、那須についてからも、息子自身が積極的に、旅を楽しんでくれているように見えた。

なんというか、共有できている気がした。

ブッフェも席で一人で待てたり、大浴場も一緒に入れたり、1年でこんなにもできることが増えるのだとびっくりした。

2歳と比べるものではないが、38歳のわたしは、この1年でできるようになったことはあるのかと考えたが、一個も思いつかなかった。

一番嬉しかったのは、昨年地獄みたいな空気になった、ピザ作り。

生地を練って、トッピングを加えて焼くのだが、前回は全部をぐちゃぐちゃにしてわたしがぶち切れるという始末。

それが今年は、ちゃんとやり方を聞き、先生の真似をしてスプーンでトマトソースをぬりぬりし、ちょっとだけソーセージをそのまま食べたけど、大方できた。

そして、焼きたてのピザを
「おいしーね」

もう感動です。

ってことは、来年はどうなっているのだろう。

今から楽しみなのです。

わたしも来年までに、何か一個くらいはできるようになっていよう。

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