最近「ウルトラライトハイク」についての本を読んで、早速はまっている。
お仕事柄、登山の道具などの知識は少しあり、ウルトラライトという超軽量の分野も知ってはいたが、実際には使ったことはなく、なんだか特殊な道具な気がしていた。
しかしある時、「山と道」というブランドを知り、そのかっこよいデザインに惹かれ、興味を持っていた。
そして今回、本を読み、ドはまりしそうな予感である。
ウルトラライトハイクとは、なるべく荷物を軽くして、ロングトレイルと言われる長い登山道などを、数ヶ月歩き続けることなのだが、その荷物の重量が、食料や飲料を除き大体8キロほど、中には4キロほどの人もいるらしい。
しかも、寝泊まりもするわけなので、当然テントも背負う。
心配性のわたしからすると、信じられない。
下手すると、日帰りの時に持っていく、マザーズバッグの重さくらいかもしれない。
そんなことが可能なのかと思うのだが、実際、山と道のバックパックと短パンを使ってみて、驚いた。
悶絶するほど軽い。
バックパックは380グラムしかないのだ。
たくさん物を入れて背負うと、にやけるくらい、軽い。
まるで背負ってないかのような感覚で、こんなに進化していることにびっくりである。
もちろん、その仕様で厳冬期の雪山には行けないので、場所と時期は選ぶが、それでもすごい。
ギアの軽さもさることながら、本を読むと、荷物を軽くすることで、自分に本当に必要なものが見えてくるのだという。
そして、足るを知るを感じると、そこには哲学が詰まっているのだ。
物欲まみれのわたしには耳が痛いのだが、少しでもそのエキスを頂こうと思った。
まずは、日々のウルトラライト。
そしていつかは、ロングトレイルをしてみたい。