白石さん

地元の、小学校からの友人、白石さん。

わたしの大好きな友達だ。

今年の春に、約20年ぶりに再会した時のことを、このコラムでも書いたのでぜひ読んで欲しい。

そして今回は、8ヶ月ぶりの再会となった。

というのも、この前このコラムにも書いた、中村涼子の舞台に、白石さんも興味を持ち、ぜひ見たいとのこと。

しかし、住んでいるのは鳥取。

三児の母でもある。

そんな白石さんが、なんと10年ぶりに、一人で東京に来ることに。

おそるべし、中村涼子。

当日羽田空港に着き、舞台の場所は下北沢。

下北沢集合にしたのだが、まさかの、電車の乗り換えとか事前に調べたり、その通りに行くのが苦手らしく、なんとなく勘で行ってみるとのこと。

いやいや、鳥取の在来線と違い、東京の電車事情はエグいのよと。

いくら何でも、「勘」で羽田から下北沢は厳しい。

すぐさま調べて、乗り換えルートを送った。

その通りに来るかは分からないが、とりあえず祈るしかない。

けどこういうところが、わたしは昔から好きなのだ。

白石さんっぽいと思う。

結果、一時間以上前に下北沢に着き、餃子を食べていたらしい。

おそるべし、白石さんの勘。

一緒に舞台を観劇し、念願の中村涼子にも会え、とても嬉しそうだった。

自分の好きな人同士が繋がるのって、すごく嬉しい。

白石さんの旅の極意は、「目的は一個しか作らない」

今回は、中村涼子の舞台一本。

潔い。

なのでその後は、うちでまったりお話しながら遊んで、駒沢公園でやっているラーメンフェスタに行って、夜の公園で遊んだり、なにげない時間を楽しんだ。

白石さんに言われて気がついたのだが、自然と方言になっていた。

心地が良かったのだろう。

ぜひ一緒の写真を載せたいところだが、なにせ大の写真嫌いの白石さん。

一枚も撮らせてくれなかった。

そこがまた好きなのだけどね。

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