そういう所あります

丁寧な暮らしに憧れるズボラなわたし。 
物持ちもなるべく良くしたい、けれど新しいものには目がない。どうしようもないわたしですが数年前に購入した「傘」、これは大事に使っている。 

それまでは天気予報もろくに確認せず家を出ては雨に降られ、近くのコンビニでとりあえずビニール傘を購入、そのまま家に持って帰るを繰り返すものだから家には大量のビニール傘がたまっていた。 
かと思えば電車の中や出先に忘れることも多々。ビニール傘には申し訳ないのだが、愛着を持つことなくどちらかというと使い捨てという感覚で付き合ってきた。 
ひどい話だ。男女の関係で考えると完全に炎上ものである。 

そんな関係性だった傘との変化が訪れたのはロケでフランスに行った時のこと。
通称「モネの庭」という場所に行った。アートには詳しくない私でもさすがに知っている。あのモネ。「睡蓮」で有名なあのモネ。実際モネがすんでいたお家や「睡蓮」のモデルにもなった立派な池。ミーハーな私はテンションが上がりまくった。なんならすぐさまにわかモネファンになった。 
そんなにわかファンがお土産ショップによったところテンションも爆上がり。そこで見つけてしまったのだ、モネの絵柄の大きな傘を。スーツケースにギリ入らない長さ。いつもなら諦めるが一目惚れをしてしまった。この傘があれば雨の日が楽しみになるのでは。コンビニのビニール傘とはきれいさっぱりお別れできるかも。そんな期待を胸に確か40ユーロほどで手に入れた。それからというもの天気予報をきちんと確認し、どこにも忘れることなく数年モネ傘を使い続けている。 

先日、お気に入りのモネ傘を自慢したくインスタグラムに投稿した。 
 

#脱ビニール傘#以前はしょっちゅうなくしていました。と意気揚々とアップした。 

そのそばからモネ傘をお店に忘れた。 

家に帰ってからそのことに気づきえらく反省。 
言ったそばからとはこのことだ。お店に電話をし、モネっぽい柄という説明をしてしまいまた反省。後日信じられないくらいピーカンの日に傘を取りにいきこれまた出会うひとに今日雨降るの?と聞かれ説明するはめに。。。 



そういう所わたしあります。 

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