続きが気になって一気読みするというものではなくわたしはいつもちびちび読む。そのちびちび感が時間が経ってもまたもう一度読みたくなる、くせになる。なんというか例えおなかいっぱいだとしても益田ミリさんは別腹なのだ。そして自分自身のコンディションに関係なくするする入ってじんわりと温めてくれるのだ。わたしはよく気持ちがしんどい時に読むのだがコロッと考え方が180度変わって気分爽快というわけではなく、なんとなーく楽になったような、なんとなーくとりあえず晩飯でも食べようかみたいなそんな気持ちになる。友達に話を聞いてもらい解決策をもらうのではなく、ただ話をきいてくれた時に近い感覚になる。
益田ミリさんの著書で好きな言葉がある。
「教えてあげたいひとが太郎の大好きなひとなんだよ」
「子供は生きがいではない気がします。
生きがいはひとりひとり自分のなかにしかなんいんだと思います」
「この悲しさはきっと美しさの一部なんだよね」
著書「きみの隣で」より