ブレないことと変化を恐れないこと

世界一尊敬する安室奈美恵さん。
彼女に三年前に番組でお会いさせていただいた時のこと。
あまりの衝撃と夢のような空間に記憶がぶっ飛びそうになるのをぐっとこらえて色々お話しさせてもらった。
なかでも特に印象深いのが
「安室奈美恵さんにとって人生で一番大切にしていることってなんですか?」
という問いに安室さんがまっすぐな目で答えられた

「ブレないことです」

この言葉はまさしく安室奈美恵の生き方そのものでとてつもなくシンプルではあるがとてつもなく難しい。

わたしのなかでブレないというのは一度言ったこと決めたことは最後までやり通す。
初志貫徹のようなイメージ。
ただそのせいでたまに自分自身で自分をがんじがらめにしてしまっているような時がある。
今はこう思うけどあの時こう言ったから、こう決めたからこうじゃなきゃというねじれが生じてしまうことが多々ある。

安室奈美恵さんを見ていると
「ブレない」と同時に「変化を恐れない」姿が共存しているのだ。

一見この2つって相反するものに思える。
けれどきっと表裏一体でもあるのかなと最近思う。

これまた大好きな松浦弥太郎さんと対談させてもらったときのこと。
松浦さんもまた「ブレない」と「変化を恐れない」をどちらも持ってる方だ。

「もし昨日の考えと今日の考えが違ったとしたら、昨日の僕より成長したんだなぁと思えばいいんです」

この言葉はとっても心が軽くなった。
生きていれば、歳を重ねれば、環境もそうだし、出会う人も食べるものも、行きたい場所も変わってくる。それと同じように考え方も変わるのだ。

そして変わることとブレることはなんか違う気がする。
これはまだ自分のなかで上手く言語化できてないけど、きっと違う気がする。

わたしが大好きな方々はみな変化を恐れずブレない生き方をしている。

わたしときたら、変化を恐れ、ブレブレのときも多々あるが、いつか両方を共存している人間になりたいものです。


 

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