数年前、「サワコの朝」に出演した際、阿川佐和子さんに結婚お祝いとして頂いたウー・ウェンパン。
ウー・ウェンパンとは、中国出身の料理研究家ウー・ウェンさんが開発したフライパンである。
このフライパンが本当に便利で、フライパンとして、炒める、焼く、煮込む、茹でる、揚げるはもちろん、付属のスチームトレーとドーム蓋を使うと、なんと蒸すというせいろの役割も果たしてくれるのだ。
ちょうど、料理というものに触れ出した頃だったので、あまりの使いやすさに度肝を抜かれ、道具一つで、こんなにも料理に対してのハードルは下がり、やる気は上がるものなのだと、阿川佐和子さんに感謝した。
基本的に、我が家はほぼこのウー・ウェンパン一つで大体まかなっている。
大好きな唐揚げに、
お昼によく作るペペロンチーノ、
生姜焼きに煮物系、冷凍の肉まん。
我ながら、美味しいご飯にありつけている気がする。
順番は逆なのだが、ウー・ウェンさん自身のことも知りたくなり、著書も拝読した。
すてきな道具を作られる方は、自分のことをよく理解し、身体を何よりも大切にし、ご飯を愛し、すてきな言葉をつかい、生き方もまた魅力的なのだと気づかされた。
道具からその方を知るというのも、また面白い経験です。